アジアが誇る名門シューゲイザーイベント [Total Feedback] による  2022年式最新型シューゲイズコンピレーション第4弾がリリース

東京 高円寺HIGHにて毎月最終日曜日に開催されているシューゲイザー特化イベント

[Total Feedback] が、2年ぶり4枚目となるコンピアルバムをリリースする。

90年代から日本のシューゲイザーシーンに君臨するZEPPET STORE五味誠 (Gt) が、COLLAPSEのShoko Inoue (Vo./Gt.)と組んだソロユニット[sphere]、その五味誠プロデュースの[Optloquat]、

元BiS小森まなこを擁する[killmilky]、名古屋のシューゲイズイベント[DREAMWAVES]からリリースしたEPが話題になった[re:lapse]、For Tracy HydeのMav (Bs.) が参加するシンガーソングライター[シバノソウ]、シューゲのみならず90年代渋谷系サウンドに影響を受けた実験的エレクトロデュオ[Cuicks]、

ふんわりガールズバンド[cachet]、メロディックな男女ツインボーカルが魅力の[bokunofune]、

どちらも台湾出身者を含む多国籍メンバーで活動中の[synker]、[Lune]、

さらに今作も台湾から[Whale Done!]、[The Giraffe Told Me In My Dream]とニューカマーが参加。

日本・台湾の多種多様な轟音バンド12組による、夢見心地でエヴァーグリーンな珠玉のマスターピースとなっている。(全アーティスト新曲・未発表バージョン収録)

前作に引き続き全曲のマスタリングを担当したStudio CHAPTER H[aus]のエンジニア樫村治延が、Total Feedback主宰のハタユウスケ氏に質問を投げかけた。


①Total Feedbackのコンピレーションアルバムは約2年ぶりのリリースとなりますが、今までの作品との違いを教えてください

2018年の第二弾リリースからは、2年に1枚のペースで3枚目、今回で合計4枚目となります。

1から2の間には10年の空白がありました。

その期間だけでも活動終了してしまったバンドもいたりして、2018年盤では10年という長い時間の細かい包括はできてなかったと思います。実際、イベント10周年のレガシー的なイメージでした。

2018年のTotal Feedbackがテーマで、時代の移ろいのパッケージという意識は特にありませんでした。

コロナ渦でのリリースとなった2020年と比較すると、やはり2022年の方がバンドは動いていると感じます。新規バンドも増えたように感じます。

ポストコロナ(そうあってほしいと願います)の2年間、今作は当時あった「闇雲にでも前進する」ってムードよりは、もう少し余裕を感じられるように思います。

それが、それぞれの作品にどう還元されているかはわからないですが…。

②前作リリースの頃と比べて、国内外のシューゲイザーシーンはどのように変化したと思われますか

アルバムを通して聴いてもらったら、すぐにわかると思います。

12組中10組が女性ボーカル、bokunofune は男女混成と、圧倒的に女性シンガーが多くなっています。

近年に限らず、もともとシューゲイザーバンドは男女混合のグループが多いです。

体感としては女性ベーシストが多い印象。

緩やかな変化はなんだろう?と疑問に感じていますが、未だ答えは出ないままです。

ただ、この風潮は全世界的なもののように感じています。コンピという特性上、時代の空気感を大事にしたかったのです。パッケージ出来たのではないかと自負しています。

③Total Feedbackは、今やアジア圏最大のシューゲイザーイベントとして認知されています。

これからの展望を教えてください

今作にも台湾から[Whale Done!]と[The Giraffe Told Me In My Dream]の二組が参加してくれました。

もっというと、日本で活動する[Lune]、[sinker]には台湾人メンバーが所属しています。

シューゲイザーはニッチなこともあってか、世界のバンドと繋がりやすいです。

ことアジアのバンドは、それぞれ物理的にも距離が近いこともあり、ネットに限らず直接のやりとりで国境をまたぐことに何の違和感もありません。

ここに来て、来日公演の情報をチラチラと目にし始めました。

実際、僕のやっているクライフ(cruyff in the bedroom)にも、海外バンドからの共演オファーがいくつか届き始めています。

ただ、アメリカやヨーロッパに比べて、アジアはコロナ対策に慎重なように感じます。

東京・台北・上海・ソウルなど、コロナ前に頻繁に繋がっていたアジアのバンド同士で、一緒にイベントを開催するのにはもう少し時間がかかるのではないかと。

アジアで言いますと ‘COLLAPSE’ や ‘RAY’ のカセットをリリースしてくれた、インドネシアの [Gerfast Records] 、 タイのシューゲイザーアイドル ‘Fingers Cross”Shimmer Shrimpmer’ あたりの東南アジアの皆さんとも、一緒にイベントをやりたいです。

コロナ渦でも [Total Feedback] は2枚のアルバムをリリースしました。

まだまだやれることばかりだと感じています。


<新譜情報>

 Total Feedback 2022

発売日 : 2022年6月22日(水) 

品番 : JCSS14-23

定価 : ¥2,000(+TAX) 

Only Feedback Record distributed by PCI MUSIC

配信あり

1. sphere / only time will tell… (spring ver.) 

2. re:lapse / timeless melody (alternate ver.) 

3. Whale Done! / Love Speeder

4. killmilky / ルーという女

5. The Giraffe Told Me In My Dream / H

6. Optloquat / Primal

7. シバノソウ / 使い道のない風景

8. Cuicks / Swells and Waves 

9. cachet / appleblossom

10. synker / Mortal (city ver.)

11. bokunofune / dark blue 

 12. Lune / lies

Only Feedback Record
Only Feedback Record/オンリーフィードバックレコード
OnlyFeedbackTV
Japanese record label.

[ Total Feedback 2022 ~ Tokyo Round ]

2022/7/31(sun) 1st HALF

2022/8/28(sun)2nd HALF

Venue : KOENJI HIGH